2020年10月30日金曜日

22卒は就職氷河期になるのか

就活の時期が近付いている。僕個人としてもインターンシップに応募したり、参加したりで出来る限りの事は全てやっているつもりだ。有難いことに1社からは1月の入社試験の案内を貰ったりで「就活は早めに行動すべし」という言葉の意味を噛み締めている。

 さて新型コロナウイルスの影響が目に見えて出てくるようになった。有効求人倍率は驚異の1.03倍にまで落ち込み、1倍を割るのではないかという意見まで出ている。こんな有様だと新卒採用にも影響が出てくるだろう。いや、すでに出ている。

そんな乱気流な就活状況の中、僕は大学のキャリアセンターの就活ガイダンスに参加した。と言っても大学には赴かず、家で郵送されてきた資料に目を通しながらzoomで話を聞くという「ニューノーマル」仕様だったのだが。そこでキャリアセンターの担当者が言っていた事が妙に気にかかった。

彼が言うには、「6月に各企業に採用の意向を尋ねてみた所、8割方の企業は今年と同じ規模で採用を行う(※うろ覚え)。過度に心配する必要はない」

それを聞いて真っ先に思ったのが、「バカ言ってんじゃねぇよ!」だった。冬が近づくにつれてまた感染者も(おそらくではあるが)増える。するとまた経済活動も自粛に追い込まれるだろう。そして結果的には春の自粛で経済的に大ダメージを負った企業がいよいよ倒産する。そうなったら最後、企業は新卒採用どころではなくなるはずだ。

しかし現時点ではどちらに事態が転ぶかは誰にも分からない。go toトラベルとか雇用助成金の延長などもあるし、もしかすると事態は僕が恐れているほど悪化するわけではないのかもしれない。でも逆に年明けに新卒採用の停止を決定する企業も多くあるかもしれない。

 将来がどうなるか分からないと言うのに過去のデータを持ち出して予測するのはナンセンスだと言わざるを得ない。タレブが言っていた「七面鳥問題」とはこの事なのかもしれない。

どうなるか分からない、つまり不確実性に覆われている以上、彼が言っていたような楽観主義に染まるのは実に危険だ。

ではどうすればいいのか。簡単だ。ピーター・ティールが言う所の「明確な悲観主義」に染まるのだ。それならば迫りくる危機に具体的な手段で対処できる。来年の就活に明確な悲観主義を抱いているのならば、早めに行動する、不況にも頑健な業界を探し出すなどの具体的な行動がとれる。

ただ泣き言をネットに垂れ流すだけの「曖昧な悲観主義」には間違っても染まってはいけない。

今回もまた取り留めもなく思った事を垂れ流してしまった。読んでくれてありがとう。最後になるが、22卒とそれ以降の就活について、僕は1つだけ自信を持って言えることがある。それは「できる人は大手有名企業からの内定を腐るほど貰えるが、できない奴はそれこそ一つもかすりはしない」。現代は格差という現象があらゆる所で顕在化してくる時代だ。就活生の読者諸兄の健闘を祈る。




2020年10月20日火曜日

オンライン環境の改善

 


オンライン授業が長引くにつれて、どうにも15インチのノートパソコンでは物足りなくなってきた。特にレポート作成の際、左にAdobe Acrobat を開いて右でワードを開いて……となるとどうにも見づらいし、作業しづらい。

というわけで、デスクトップパソコンを購入した。マイナポイントの還元もあることだし。

ディスプレイはasusの23.8インチ、キーボードはロジクールの新品、パソコン本体は富士通のA574でもお世話になった和順PCよりdellのミニpc、optiplex 3020 microを選んだ。実は普通のデスクトップと迷ったのだが、これで大正解だった。サイズが小さいのでディスプレイの下に置くことができる。

 やはり1366*768のWXGAと比べて1920*1080のFHDは見やすい。映像が明らかに美しい。サイズも15インチから23.8インチに大きくなったので、マルチタスクもお茶の子さいさいというヤツだ。

ただ気になったところは、電源ボタンを複数回押さないと電源が入らない時があるということだ。まあこれも中古pcの定めとして諦めるしかあるまい。どうしても耐えられなくなったら保証を使えばいいだけの話なのだ。

 



2020年10月14日水曜日

読書録 10月その2

 

白いメリーさん

久しぶりに小説を読んでみた。お目当ては世にも奇妙な物語で出てきた「日の出通り商店街いきいきデー」。ドラマ版と違い、小説版では凄惨な殺し合いが繰り広げられているという噂は本当だった。

天才数学者はこう賭ける

これは昔のアメリカにいた二人の天才、クロード・シャノンとエド・ソープの伝記である。一番の収穫は「幾何平均(またの名をケリー基準)」である。ギャンブルやfxなどいろいろなところに応用できるそうな。まあインデックス投資家には関係のない話だが。

まとめ

白いメリーさん→440円

お金2.0→1650円

天才数学者はこう賭ける→2640円

2020年10月6日火曜日

読書録 10月その1

 

データで読み解く「生涯独身」社会

 天野馨南子氏による、独身を徹底的に分析した本。筆者は以前ネットニュースでうっかりこどおじをネタにしてしまい、ツイッターで可哀そうになるほど叩かれていた記憶がある。改めて拗らせ人間の恐ろしさを再確認できるいい機会だった。

馨南子
馨南子
馨南子

東拘永夜抄&解+

秋葉原通り魔事件の犯人による自伝。彼を神と持ち上げる負け組連中を「不快です」と一蹴する姿勢は痛快だった。最近何でもかんでも社会のせいにする卑しい人間が増えた気がする。もちろん全てにおいて自己責任論を適用すべきとは思わないが、個人の自由が大方確立された現代社会においては幸せになれるかは個人の行動にかかっている。たとえ毒親だろうが低スペックだろうが幸せを掴み取った人間はそれこそいくらでもいる。それでも社会のせいにしたいというのなら……まあ頑張ってくださいとしか言いようがない。

豊かさの中の自殺

デュルケームによる「自殺論」を現代風に再編した本。本の内容とは関係ないが、正直誰が自殺しようと、その人が自殺を決めた時点で外野がいくら止めてもそれは余計なお世話というものだ。生きていればいいことがあるだなんて保証もできないくせによくもまあそんな酷い事を言えるものだ。

まとめ

データで読み解く「生涯独身」社会→880円
東拘永夜抄→1870円
解+→1870円
豊かさの中の自殺→3630円

2020年10月1日木曜日

収支報告 2019年9月

 

昨月くらいまでは含み益が9000円を突破しようとしていた時期もあったがどうやらそれは単なるバブルに過ぎなかったようだ。


含み損が2ケタ台にまで減少してそろそろプラスに転ずるかと思われていたリートインデックスもまた3ケタに逆戻りしてしまった。


ところで昨月は面白いものを買った。それがこれだ。


海外etfである。米国の小型株インデックスのラッセル2000とmsciのフロンティア国株だ。これで僕は地球上の株式市場がある全ての国の株を所有していることになる。中々感慨深い。手数料率が0.7%と少し気になるが、日本国内のフロンティア投資信託は怒涛の2%だったのでやむなしといった所だろう。

お値段も2口で約5000円とリーズナブルだ。対するラッセル2000は12000円ちょっとと、おいそれと毎月積み立てられる価格設定ではない。

 そして外貨預金。35万円追加して残高は怒涛の55万円だ。投資信託と違ってドル円はすぐに価格が変動する。含み益になっていたと思ったらすぐに含み損になったりする。これでは精神衛生上大変よろしくないので外貨預金のページはあまり開かなくなった。