2020年10月6日火曜日

読書録 10月その1

 

データで読み解く「生涯独身」社会

 天野馨南子氏による、独身を徹底的に分析した本。筆者は以前ネットニュースでうっかりこどおじをネタにしてしまい、ツイッターで可哀そうになるほど叩かれていた記憶がある。改めて拗らせ人間の恐ろしさを再確認できるいい機会だった。

馨南子
馨南子
馨南子

東拘永夜抄&解+

秋葉原通り魔事件の犯人による自伝。彼を神と持ち上げる負け組連中を「不快です」と一蹴する姿勢は痛快だった。最近何でもかんでも社会のせいにする卑しい人間が増えた気がする。もちろん全てにおいて自己責任論を適用すべきとは思わないが、個人の自由が大方確立された現代社会においては幸せになれるかは個人の行動にかかっている。たとえ毒親だろうが低スペックだろうが幸せを掴み取った人間はそれこそいくらでもいる。それでも社会のせいにしたいというのなら……まあ頑張ってくださいとしか言いようがない。

豊かさの中の自殺

デュルケームによる「自殺論」を現代風に再編した本。本の内容とは関係ないが、正直誰が自殺しようと、その人が自殺を決めた時点で外野がいくら止めてもそれは余計なお世話というものだ。生きていればいいことがあるだなんて保証もできないくせによくもまあそんな酷い事を言えるものだ。

まとめ

データで読み解く「生涯独身」社会→880円
東拘永夜抄→1870円
解+→1870円
豊かさの中の自殺→3630円
計4冊、9130円節約。