2020年5月30日土曜日

イオンのワイン デュオ・メルロ


いよいよ大学で授業が始まった。当然zoomとかblackboardとかを使ったオンライン授業だ。有難い事に大学側は今学期は学期末試験を課さないと声明を出したので、テスト後はすぐに脳から零れ落ちる知識の詰め込みに精を出すこともなくなったのだ。

ところで今のバイト先の近くにはイオンがある。そこでこんなワインを見つけた。その名も「デュオ・メルロ」。小ぶりのペットボトルに小さなプラスチックカップが付いていて、まさにバイト帰りに一杯やるには誂え向きだ。お値段も税込み404円と悪くない。

ワイン趣味を自称しておきながら飲むのは張裕以来だが、買ってみることにした。

ライトボディなのでそのままでもおいしく飲める。スワリングをやってみると葡萄の香りがほのかに漂う。値段に釣り合う美味さだ。

授業開始によりバイトのシフトが減った。実はこれを買った日は昼で上がりの日だったので、真昼間からアルコールに溺れるダメ人間の鑑になってしまった。だがそんな1日があっても悪くない。

2020年5月29日金曜日

ナシーム・ニコラス・タレブ 「反脆弱性」


僕が人生において多大なる影響を受けた作家を挙げろと言われたら間違いなく彼を指名するだろう。ナシーム・ニコラス・タレブだ。そしてもう一人は何を隠そう、橘玲だ。

邂逅は上海から帰国して暫く経った頃、暇つぶしの本を仕入れるべく立ち寄った図書館で何気なく手に取った「ブラック・スワン」だった。その独特な語り口と豊富な例示にたちまち引き込まれ、返却後にはヤフオクで上下巻セットを即買いした。手元に置いていつでも読み返せるようにする為である。

今回の「反脆弱性」もそんな本だ。予約自体は2月の下旬にしていたものの、コロナの影響で受け取りができず今になってようやく手にすることができた。当然これも返却後、ネット通販にて古本を購入した。タレブの本は1度読んだだけでは理解できないのだ。手元に残しておいて何度も読み返してやっと「そうかそういう事か!」と腑に落ちるのである。

内容はこんな感じ。

この世界には3種類の属性がある。脆弱、頑健、反脆弱。

「果ての国」の領域が拡大している現代社会ではこの反脆弱性を利用する事こそが成功への鍵となる。

どうすれば反脆弱性を手なずけられるかというと、
  1. バーベル戦略を取る
  2. どっちに転んでも得できるように予め手を打つ→オプション性の活用。
  3. 計画は状況に応じて随時軌道修正。
位なものだろうか。反脆弱的なライフスタイルについてはブラック・スワンでもお馴染みのデブのトニー氏を参考にしよう。
  1. 思ってても言わぬこそいみじけれ。
  2. 物理的な戦利品をきちんと見る。
かなり端折ったが、こんなもんである。

人生初のコペルニクス的転回をもたらしたブラック・スワンとの出会いから早数か月。そこまでの衝撃は無かったものの、知的人生設計を考えるにあたっては大いに参考になる本だった。


















2020年5月23日土曜日

大台ケ原へ行く

コロナ騒動も僕の住む関西では終息の兆しが見え始めている。というわけで微力ながら経済に貢献すべく、また長年の再訪の野望を果たすべく大台ケ原へ行ってきた。

 旅の始まりはここ、大和上市駅から。大台ケ原行きのバスはここからしか、そして当面の間は1日1本しか出ていないので時間に気を付けて向おう。運賃は2020年現在で片道2050円。少し値上がりしてしまったがまあいい。
 バスに揺られる事約2時間。売店で腹ごしらえをした後は東大台へ向かった。大台ケ原はあの時と変わらず僕を待ってくれていた。
大蛇嵓もあの時と変わらぬままだった。コロナの自粛の影響で人がほとんどおらず快適に自然を感じることができた。まあそれも今回旅行に出た主な理由なのだが。

シオカラ谷を経由してビジターセンターまで戻ってきた。道中は正直なところかなりキツかった。アップダウンが激しいのはともかく、道に石が多く転がっていてそれが少しづつ、だが確実に足裏に疲労を蓄積させていった。おかげで日の出岳は今回も訪れず終いだった。

宿は大台ケ原唯一の旅館、心・湯治館。 本来なら6畳一間の個室を予約していたのだが、コロナの影響で予約が無くなったらしく、大広間を一人で使えることになった。

 2日目、今度は西大台へ向かう。

5月下旬でもストーブは現役。


こちらは環境省の管轄で立ち入りするためにはビジターセンターにて講習を受けて1000円を払わなければならない。立入認定証をもらっていざ入山。



実は西大台にも展望台なるものがあるのだが、大蛇嵓ほどの壮大なのは期待できない。写真は展望台に続く脇道にある「ミズナラの巨木」

吊り橋はジャンプで揺らす主義の僕でもジャンプをためらった吊り橋。
所要時間5時間が示す通り、道中は東大台の比ではない程キツい。それでも、それでも僕は制覇した。ああ、やりきったのだ。どっと疲労が押し寄せる。だがその疲労感も心地よい。トレッキングの醍醐味というのはそこにあるのだろう。

なんというか神秘的だなと思ったことがあって、それは西大台をトレッキングしているときは日差しすら差していたのに、僕がそこから帰ってきた途端に天気が急変し、霧が立ち込め始めたのだ。(写真上)山の天気は不安定とよく言うが、なんというタイミングの良さ。

帰りのバスは15時半発で時間があるのでもう一度東大台を巡ってこようかと思ったが、この濃霧のため断念。売店でうどんを啜って時がたつのを待つ。そうこうしているうちにバスの扉があいたのでいよいよお別れの時だ。

帰りは大きめのバス。

いい思い出をありがとう、大台ケ原!……と感傷に浸っていたのもつかの間、バスに酔ってしまい駅までの道中、必死で吐き気と頭痛を抑えましたとさ。




2020年5月2日土曜日

パソコンのフォントを変更してみた

NE574からA574に変えてほぼ毎日のようにパソコンを使っている。動作がサクサクすぎて購入から2か月たった今でも使うたびに感動するレベルだ。

そうなってくるとNE574ではその低スペックによりほぼ不可能だったカスタマイズというものをやってみたくなった。

まず手始めにフォントの変更だ。 windows10でフォント変更と言えば「メイリオも大嫌い」だろうが、それ単体では変わらないところがあったので他のアプリも併用する必要がある。そこで英語版のみだが、「Winaero Tweaker」の出番だ。

アプリを起動し、左上の検索窓にfontと打ち込んで出てくる設定でお好みのフォントを設定する。そして一度ログオフし再度ログオンすればおめでとう、フォントが変わる。

ただ、 設定などの一部アプリやスタートメニューのフォントはどうやっても変えられないらしいので、そこだけは我慢しよう。ソース: https://answers.microsoft.com/en-us/windows/forum/all/i-want-to-change-the-start-menu-font/022ff377-c696-40bb-aef3-571dfbe0f600

一番最初に導入したフォントは「forced square」という自分の好みに見事にマッチしたものだったが、それにはある問題があった。

とにかく見づらいのだ。 

写真で見てみよう。


特に小文字のsやeが潰れてしまうため見づらい事この上ない。

仕方がないので代替を探した。それが「Olney」だ。それだとどうなるのか。



大分見やすくなった。これなら問題なしだ。当面の間は「Olney」を使っていこうと思う。

2020年5月1日金曜日

収支報告 2020年4月

リーマンショック以来の大恐慌と聞いていたが、あっさり持ち直してくれたようだ。それにしてもs&p 500の伸びはすさまじい。さすが売上ランキング1位を常に独占するだけあるというものだ。

ただ、もしもファンドを一つしか選べないとなったら僕はs&p 500ではなく全世界株式インデックスを選ぶ。そっちの方も構成比率の過半数がアメリカなのだからさして変わりはあるまい。それにs&p 500一辺倒は「卵は一つのカゴに盛るな」に代表される分散投資の原則を真っ向から否定する形になるので、よろしくないのではと思った。まあこれは個人の好みの問題なのだから自分のポートフォリオくらい自分の好きにしたらよろしい。




政府からの給付金に加えて大学からも5万円が支給される(学費については何故だかノータッチ)ことが決定したので新興国株式インデックスの積立額を2500円に増額した。積み立てnisaで中国に投資しようとなると選択肢はおのずとこれに限られてくる。余談だが、中国の一般国民は海外の株式や投資信託に投資できないらしい。国内の株式にしか投資できないため、投機の色合いが濃いとのこと。確かに中国は魅力的な市場だが、それではあんまりだ。


目論見書から。1,2,3,6,7,10位が中国企業。
それに、今度は新興国でコロナが深刻というニュースを聞いて今が買い時と直感したからだ。コロナで不況になったとしてもいずれパンデミックは終わる。そうなれば後は上がっていくのみなのだ。この波に乗り遅れるわけにはいかない。