2020年2月7日金曜日

読書録 2月第1週

図書館は素晴らしい。膨大な知がタダで手に入る。読書家というのはどうやら遺伝するようで、読書家の父に幼少期にしばしば図書館に連れていかれたものだった。そんな僕は現在立派な読書家になった。小さいころから親が読書をする姿を見てきたので、本に親しみやすかったのだろう。中高はぼっちで、読書か昼寝しか休み時間の選択肢がなかったのも大きいのかもしれない。

とにかく、行くたびに新しい発見がある図書館は最高の公共サービスだ。

しかし読んで終わりでは物足りない。せっかくブログを作ったのだし忘備録として活用してみよう。

今回借りてきたのは写真の5冊。

中でも印象に残ったのが、「学問のすゝめ」と「マシュマロテスト」である。
「学問のすゝめ」は説明するまでもないが、現代語訳がついていたので読みやすかった。
一番気に入ったフレーズが解説文だが、「念のため付言しますと、自分はチームの一員であり、チームの一翼を担っているのだという気概こそが、独立心です。周囲とかかわりを持たず、一人ぽつねんと存在することは独立ではありません。それは孤立といいます」大事なところは斜字+太字にした。現代人はここら辺を勘違いしている輩が非常に多いように見受けられる。

「マシュマロテスト」は聞いたことのある人もいるかもしれない。幼少期の忍耐能力がその後の人生を左右するというあれである。本書は脳科学と実験結果に基づいて具体的に成功する方法を論じている。
「心が痛いと感じた時、脳は本当に痛みを感じているのでそんな時はアスピリンでも飲んで寝たらいい」
「つまんない課題でも、これが役に立つと思えれば続けられる」(ジョギングが習慣になっている人の脳内はこんな感じらしい)
現代人にとってどこかで役に立ちそうな文章である。

「希望難民御一行様」は世界一周99万円でおなじみ、ピースボートの乗船ルポ。99万円と言いつつ、一人部屋を所望なら価格は200万円近くになるらしい。余談だが、最近バイトの帰り道でピースボートのポスターを見かけた。世界一周99万円の文言は消えうせ、何やら意識が高そうなポスターになっていた。

<読書録>
希望難民ご一行様→940円
マシュマロテスト→2090円        
学問のすゝめ→633円
臆病者のための億万長者入門→820円
言ってはいけない→880円
雨の降る日曜は幸福について考えよう→1760円

合計7123円節約。やっぱ図書館すげーわ