2019年11月29日金曜日

中国の缶コーヒーを飲む

お茶文化が今だ根強い中国にもコーヒーが徐々に浸透しているように感じる。大学のキャンパス内には3つもコーヒーショップがあるし、街をぶらつけば必ず一軒はスタバに遭遇する。だがそんな中国にも無いものがある。それはブラックの缶コーヒーだ。いや、スタバのボトル缶コーヒーとか、キリンのファイアとかあるにはあるのだが、どれもこれも甘いラテばっかりでブラックがこれがなかなか見つからない。

しかし先日コンビニで買い物をしたら見つけてしまった。


他には確かラテと微糖ラテ(うろ覚え)があったが、当然ブラックにした。お値段は12元。安くはない。メーカーは中国のコカ・コーラこと农夫山泉。 原材料は水とコーヒー豆と炭酸ナトリウム。これはph調整剤の名目で日本の缶コーヒーにも入っているはずだ。

アラビカ豆使用の本格派。

蓋を回すとコーヒーのかぐわしき香りがふわりと鼻に届く。中国にしてはなかなか上出来。豆の産地は巴西、つまりブラジルだ。

味は苦みが薄めで後味もさっぱりだった。つまり、ほぼ日本の缶コーヒーと一緒だ。求めていたものがやっと手に入った。
ここ最近はずっと酸味の強いアメリカンばかり飲んでいたので新鮮だった。





2019年11月25日月曜日

対人恐怖をどう無くすか

今はだいぶ鳴りを潜めたものの、僕も対人恐怖という奴に悩まされていた時期があった。期間としてはとにかく不運が続いた2013年から高校に入るくらいまでだろうか。症状としては

  1. やたらと人の視線が気になる(誰も見てねぇっての)
  2. 皆が自分を笑っているような気がする(だから何だ)
バイトをやって大学に入学して、社会の荒波に揉まれた結果、今はカッコ内の考え方になるまで対人恐怖を改善させることができた。今回はどうやってそんな境地にまで至れたか、その考え方をつらつらと書いていこうと思う。

その1:対話相手も人間、鉄アレイで殴り続けたら死ぬ
僕がこの考え方に出会ったのは完全に昼夜逆転生活に陥り、一人自室でネットサーフィンをしていた時だった。笑えるスレタイ一覧を眺めていた時に「田原俊彦を鉄アレイで殴り続けると死ぬ」これがふと目に留まった。その瞬間何か腑に落ちたような気がした。ああそうか。皆も僕と同じ、人間なんだな。鉄アレイで殴り続けたら死ぬんだな。何時しか僕は他人をとてつもなく強力な、歯の立たないモンスターか何かだと思い込んでいたのだ。しかし現実は僕も他人もヒト科の生き物、いとも簡単に殺せるのだ。そう考えるとなんだか気が楽になった。対人恐怖になると他人を同じ人間として見れなくなる。心が勝手にイメージを作り出し上映しだすのだ。人に言えばキ○ガイ扱いされそうなこの考えも口に出さねば存在しないも同じ。心の中に止めて精神の安寧を獲得しよう。

※殺し方は何も鉄アレイに限る必要はない。分厚い辞書の角でもいいし包丁でブッ刺してもいい。お好みの殺し方をどうぞ。

その2:「えーいもうどうでもよいわい」の精神
これは要するに……何といえばいいのか、一歩踏み出す力、思い切りの良さとでも言えばいいのだろうか。とにかく、自分にとって大きな事をする前に心の中で叫ぶフレーズである。「えーいもうどうでもよいわい」と心で唱え、あとは天に運を任せる。そして終わったらウジウジと考えることは絶対にしない。考えたってなにも変わりはしないのだから。これが何故だかうまく事が流れるのだ。とにかく、この方法はタダだし何も変わらなかったとしても別に金銭面での損失は一切ないので試してみる価値はある、はず。

その3:この世界は催眠の掛け合いと考える
このWebページを見てほしい。

人生に疲れた!もう死にたい!生きるのに疲れた時に読んでほしい
http://ikiruimi.jp/life/zinsei-tukareta/


真偽はともかく、考え方としては非常に参考になる。要するに相手から嫌なことを言われてグサッっと来ても、「ああ嫌な気持ちになる催眠にかけれらちったHAHAHA」と受け流せばいい、という事だ。この世界のあちらこちらで催眠の掛け合いが行われていると考えると糞みたいなこの世界も少しは面白く見えてくるというものだ。

以上3点、僕が対人恐怖を克服した方法だ。 万人にこのメソッドが通用するとは思えないが、1人でもこれで救われる人がいたとしたらそれは無上の喜びである。ほなまた。




2019年11月3日日曜日

BMWの広告戦争

BMWは競合するアウディとかベンツとの広告戦争が有名だが、今年は戦場をTwitterに移したらしい。 問題のツイートは上記の通り。 「車だってスーパーヒーローに変装できるんだ」という、ハロウィンにかこつけたツイートにBMWのカバーを被ったベンツの写真。しれっとベンツをメンションしているのもまた笑いどころ。 ベンツ側の反応は現時点では未確認だが、「見た人の印象に残れば勝ち」というモットーの元、うすら寒い広告を連発する日本の広告業界の人間には是非とも見習っていただきたい一例だ。

2019年11月1日金曜日

黄山へ旅行

中国には10月の初めに国慶節という、日本でいう所のゴールデンウィークがあり、当然大学も休みになる。折角の長期休暇、ただ引きこもってるだけでは勿体ない、という事で前々から行きたいと思っていた黄山へ行くことにした。 宿と高铁の予約はctripという日本語可のサイトで行った。長期休暇のせいか、宿の価格が通常の4倍ほどに跳ね上がっていたが気にしない。


 旅の始まりはここ、地下鉄3号線赤峰路駅から。 途中2号線に乗り換えて上海虹桥駅を目指す。
 中国版の新幹線と称される高铁だが、システムは日本のそれと完全に異なる。空港並みのセキュリティ検査に発車15分前までホームに行けない、など。 
 高铁に揺られること3時間。脱線することもなく無事に黄山北駅に到着した。
 駅から黄山まではかなり距離があるので公共交通機関を使うことになる。 うろ覚えだが、バスなら20元、タクシーなら100元程。
駅舎と隣接するバスターミナルは立派なのに周りには何も無かった。再開発中なのだろうか。中国ではよくあることらしい。
 1時間ほどで黄山のふもと、游客集散中心に到着。宿はここから2キロほど歩かなくてはならなかったので、タクシーを使おうとしたが運転手に行先を伝えたら、バスがあるとのことだったが結局無いことが発覚。重い荷物を背負って2キロの道のりを歩いて行った。1日目の行程はここで終わり。

 2日目、まだ朝日が昇らぬうちに豆浆と肉包の簡単な朝食を摂り、いよいよ黄山へ。
豆浆は「不要放糖(砂糖抜きで)」と注文すると少し待たされるが、淹れたてアツアツのが出てくる。さしずめ「マックポテト塩抜きで」と似たようなものだ。


黄山に上るには2つのルートがあり、それぞれ「慈光阁」「云谷寺」が出発点となる。これらの出発点へはバスに乗らなくてはならない。当初は「慈光阁」から登ろうと考えていたが、繁忙期は「云谷寺」行きのチケットしか売っていなかったので仕方なく予定変更。予想外もまた人生のナントカカントカという奴である。
「慈光阁」は道が険しく、観光客はほとんど「云谷寺」から登ると聞いていたが、「云谷寺」も相当険しかった。途中何度も道端に座り込んで休憩しなければならなかった。

微妙な日本語。

景色はまあ奇麗だった。
帰りはロープウェイを使うことにした。チケットは80元で足もとを見たお値段だが背に腹は替えられない。タイミングを見計らい、一人で乗ることに成功した。
建設費用とか維持費用とか考えたら案外80元も妥当なお値段なのかもしれない。
山登りで疲れた体にRedbull。 炭酸抜きだったがキンキンに冷えていて犯罪的なおいしさだった。2日目の行程はこれで終わり。

最終日の3日目、宿の同室の旅人から、「宏村」という所がおススメだと聞かされ、行く予定だったが、ある事件のせいで急遽上海へ戻る羽目になったのはまた別の話。