中国版の新幹線と称される高铁だが、システムは日本のそれと完全に異なる。空港並みのセキュリティ検査に発車15分前までホームに行けない、など。
高铁に揺られること3時間。脱線することもなく無事に黄山北駅に到着した。
駅から黄山まではかなり距離があるので公共交通機関を使うことになる。 うろ覚えだが、バスなら20元、タクシーなら100元程。
駅舎と隣接するバスターミナルは立派なのに周りには何も無かった。再開発中なのだろうか。中国ではよくあることらしい。
1時間ほどで黄山のふもと、游客集散中心に到着。宿はここから2キロほど歩かなくてはならなかったので、タクシーを使おうとしたが運転手に行先を伝えたら、バスがあるとのことだったが結局無いことが発覚。重い荷物を背負って2キロの道のりを歩いて行った。1日目の行程はここで終わり。
豆浆は「不要放糖(砂糖抜きで)」と注文すると少し待たされるが、淹れたてアツアツのが出てくる。さしずめ「マックポテト塩抜きで」と似たようなものだ。 |
黄山に上るには2つのルートがあり、それぞれ「慈光阁」「云谷寺」が出発点となる。これらの出発点へはバスに乗らなくてはならない。当初は「慈光阁」から登ろうと考えていたが、繁忙期は「云谷寺」行きのチケットしか売っていなかったので仕方なく予定変更。予想外もまた人生のナントカカントカという奴である。
「慈光阁」は道が険しく、観光客はほとんど「云谷寺」から登ると聞いていたが、「云谷寺」も相当険しかった。途中何度も道端に座り込んで休憩しなければならなかった。
微妙な日本語。
景色はまあ奇麗だった。
帰りはロープウェイを使うことにした。チケットは80元で足もとを見たお値段だが背に腹は替えられない。タイミングを見計らい、一人で乗ることに成功した。
建設費用とか維持費用とか考えたら案外80元も妥当なお値段なのかもしれない。
山登りで疲れた体にRedbull。 炭酸抜きだったがキンキンに冷えていて犯罪的なおいしさだった。2日目の行程はこれで終わり。
最終日の3日目、宿の同室の旅人から、「宏村」という所がおススメだと聞かされ、行く予定だったが、ある事件のせいで急遽上海へ戻る羽目になったのはまた別の話。