2019年6月26日水曜日

カナダ留学 ウォータールーでの3か月 生活編

今日でFinal Examを除いた全ての試験、課題が終了し、生活がひと段落ついたところなので、ウォータールーでの生活について今度は書いていこうと思う。

最近のグローバル化のおかげで、生活自体は日本とほぼほぼ変わらなかったりする。 つまり、日本で手に入るものはここでも買えるって事だ。 ただ消費税(に当たるもの)が13%だったり、細部は異なっていたりもする。 一番の違いは風呂が無いということだろう。どんな家もくるぶしの高さまでのバスタブとシャワーのみ。 寿司とか日本料理を提供する店は数多くあれど、銭湯といった気の利いたサービスは一切ない。 日本人ならかなり堪えそうだが、普通に慣れる。 



かなりでかい。 駅員曰く、「Photographing is okay, but no filming!」とのこと。 知らずにビデオ撮影して怒られた。

次に交通。 カナダ、というかアメリカ大陸はその国土の広さ故、車社会と呼ばれている。 徒歩だと日本より歩かされることになる。僕の場合、ホームステイ先からバス停まで1.2km、大学のバス停からレニソンまで800m、一日4km歩かされる羽目になった。

鉄路はあまり発達しておらず、高速バス(GO Transit)が日本でいう所の電車の役割を担っている。 僕も留学中かなりお世話になった。 ところでGOバスにのる機会があれば、ぜひとも2階建てバスの2階最前列に乗ってみてほしい。 道中が楽しいものになること請け合いだ。 

かなり揺れる。
大学への通学は路線バスを使った。 こちらは遅延上等、本数が少ないということを除けば、日本と大差ない。

ちなみに、道路の作りが悪いのか、バスの造りが悪いのか、はたまたその両方か、乗り物酔いしやすいので注意してほしい。 しかしこれも半月ほどで慣れるので問題なし。

最後は携帯キャリアについて。 大学やホームステイ先のwi-fiだけではどうにも不便だったので、プリペイドの回線を契約した。 大型スーパーで携帯を売ってる場所に行って「3か月ほど滞在するんだけどおススメのプランはないか」と聞くと、何種類か提案してくれたので、その中から適当にChatrというキャリアをえらんだ。 月4ギガ、通話とSMSは無制限で総額50ドルほど。 少なくとも外大の通信ガイダンスで売ってたプランよりかは遥かに安く、好条件だったのでよしとする。 因みに大学の先輩曰く、「Chatr? It is not good……」らしい。 

結論として、ここで感じた素直な感想として「やっぱ日本すげえわ」ということだ。 最近は年金問題とかで沈みゆく島国とかお先真っ暗だの散々な言われようだが、ひとたび海の外に飛び出してみれば、この国のすばらしさを身をもって思い知るだろう。


帰国まであと4日、Final Exam含め後悔の無い日々を過ごしたい。


2019年6月17日月曜日

カナダ留学 ウォータールーでの3ヶ月 学業編

このブログの一番最初の記事で書いたように、僕は今、カナダはウォータールーで留学中だ。4月初頭の雨がちらつく某日に日本を飛び出し、この大陸に足を踏み入れた。 で、今月末にやっと一学期間の留学を終えて日本に帰れるっていう寸法だ。折角だし、ここでの学生生活とかなんやらを書いていこうと思う。 

ウォータールーってのはトロントから車で1時間半ほどの所にある市?のこと。隣町のキッチナーと合わせて一つの都市圏みたいなのを形成している。

出発前のリサーチで、ウォータールー大学がかなり凄い大学(理工系とかテクノロジー系に強い。町にグーグルの支社があったりする)と知って期待に胸膨らませて登校してみると、衝撃の事実が発覚。 なんと僕ら語学研修生が通うことになるのは同大学敷地内にあるRenison University College という所だったのだ。 理工系の大学とはいえ、文学部があるのでそこで勉強するのかと考えていた僕はこの時点で少し落胆した。 とはいえAffiliated with U of Waterloo の名が示す通り、学生証はウォータールー大学のもので、各種サービスも同等のものが受けられると聞いて気を持ち直した。

で、クラス分け(プレイスメント)テストの結果、僕はクラス300に入ることになった。上から2番目のクラス(400、300、200、100の順)で、海外での自分の実力はこの程度かと打ちひしがれたりしなかったり。 なんやかんやで授業が始まったのだが、まあ忙しい忙しい。 授業は全部で3コマでどんなに遅くとも3時には授業が終わるのだが、課題(アサインメント)がきつ過ぎて、9時開始18時終了の外大より忙しかった。 今は慣れたのでそうでもなくなったが、5月初頭まではよく悪夢を見た。 しかも夢の内容がテストの点数が低くて単位を落とすといった、ありえなくもないものであったため、余計に寝起きを最悪なものにしてくれた。 

授業についてだが、スピーキングとライティングとアカデミックスキルという、その名が示す通り、アカデミックな分野で使いそうなスキルを磨く、の3つだ。どの科目も毎週何らかのテストがあったり課題の提出期限だったりで目が回りそうなほど忙しい。アカデミックスキルの教師は、「まあたった11週間でこんだけやるのは忙しいわな。でも夏学期の奴らよかマシだぜ?なんたって7週間でこのカリキュラム全部やるんだからなHAHAHA」と、さらなる悪夢の存在を示唆していた。 そして当然のことながら、グループワークだったり発言する機会が非常に多い。 黙って座って板書を写すのはライティングくらいなものだった。

そして世の不条理とでも言おうか、僕より下のクラスに行った人々はそれほど忙しくもなく高度なこともやらずで海外生活を謳歌しているようだった。しかもしっかり授業には着いていけている様子。 こんな微妙に上のクラスでついていけずに単位落とすより、下のクラスで楽して単位取ったほうがいいんじゃねえかとクラスメイトにこぼしてみたところ、「まあその分俺らのほうが得るもん多いぜ」と返ってきた。

とにかく、これからレニソンで学ぶ人に言いたいことはただ一つ。

うっかり上のクラスに入ってしまったら最後、死ぬほど忙しいから覚悟しとけってこと。

2019年6月12日水曜日

華氏451度 Fahrenheit 451

いやー、読破に約5ヵ月もかかってしまった。 けどやり遂げた。 もちろん洋書。 全体的に見知らぬ単語が続出するけどジョージ・オーウェルの1984よりかはかなり読みやすいと感じる。 ストーリーも1984に比べて幾分救いのあるものになっている。 ネタバレを避けるために詳細は省くが、荒廃からの再生といった感じのオチは体制に完全に洗脳されるオチの1984とはかなり対照的。 ここまで1984をかなりこき下ろしてしまったようだが、両方とも独特のディストピア観があって非常に楽しめた。 `とりあえず年内にもう一冊洋書の読破に挑んでみたいところ。

2019年6月10日月曜日

引きこもりと不登校について

最近の川崎殺傷事件といい、事務次官の息子殺しといい、引きこもり関連の事件が相次いでいる。 また、引きこもりかどうかは不明にせよ、高齢無職の老親殺しのニュースも後を絶たない。で、2つの事件はどちらも高齢の長期引きこもりが関わっており、この問題の深刻さを物語っている。 特に川崎殺傷事件のほうは報道に出てくる容疑者の写真が中学生?くらいのしか無く、その時からずっと引きこもっていたと考えるとなんだか背筋が寒くなるようだ。 

このニュースに関して、引きこもりの団体が抗議声明を出しているが、正直なところ、「何言ってんの?」としか思えない。 この手の団体ってやたら「引きこもりは繊細で実は真面目でいい人で…」って主張したがるけどそんなもんは一部の若いやつだけだ。長期の引きこもりは全部が全部こんな危険人物ではないにせよ、将来のI容疑者や事務次官の息子候補は多そうだ。引きこもり支援塾のCarpe Fidem という所も、公式サイトにて

「引きこもりの人達って優しい人多いって聞きますけど、本当ですか?」
という質問をされたので、ついでにこちらにも書いておきます。
結論から言えば、ほぼ100%ウソです。引きこもり心優しい説は昔からありますが、実際は普通の人達と何ら変わりありません。引っ込み思案な人が多く控えめなため、上っ面だけ見れば「優しく」見えることもありますが、これは観察者側が実態を把握しきれていないだけのことです。
と述べている。 自分は引きこもり支援に携わったことはないので、断言はできないものの、支援者がこう言っている以上、あながち間違いでもないんだろう。

とにかく、不登校のまま何もせず40代50代になってしまったらその後にあるのは修羅場のみなので、現在不登校の諸君には早めの脱出や将来のプランの構想をお勧めする。 別に不登校になるのは構わないし、悪いことでもないが、そのままダラダラ引きずって何もせず年を取ると、将来とんでもないことになる。(元当事者より)

ちなみに、この手の引きこもりの考え方を知りたければ、同社の公式Twitterのリプライ欄を覗いてみるといい。 これから日本各地でこのような事件が増加するのかと考えると、他人事ながら、気が重くなる。

2019年6月7日金曜日

最初の一歩

ええ、このブログのタイトルが示す通り、何らかの存在証明が欲しくなったのでブログを作ってみる事にしました。 ぼちぼち更新していこうと思いますんでよろしくでーす。

2019年吉日 留学先のカナダより