2022年12月28日水曜日

昼勤を終えて Vol. 7

 本日の勤務をもって2022年の仕事納めとなった。4月に入社してここまで無遅刻無欠勤、我ながらよく頑張った方だと思う。

仕事が無くて暇になった時に他の工程の出勤簿を覗くことがあるのだが、まぁ酷い。欠勤遅刻の常習犯ばかりである。 新卒で入ったのでもない限り、こんな僻地の工場派遣にやってくるのはワケアリな人間ばかりということなのだろう。嫌なら請負者も自前で雇用すればいいのだ。

今回のシフトの最後3日間はバレル研磨ではなく、焼成工程に回されることになっていた。というのも、焼成工程の人間がかなり酷いミスをやらかして3ロット分がパーになってしまったのだ。そんなわけでそいつは自宅謹慎となり、代打として僕に白羽の矢が立ったという訳だ。

因みにこのやらかした人間(以後Sと呼ぶ)は、その無能さから同じ派遣からも請負先からもかなり嫌われていた人物で、僕がバレル研磨に移ったのも、そいつと一緒に仕事をするのが嫌で嫌でたまらなかったからというのもある。

具体的には、作業の際に定められたルールを守らない、注意しても改善しない、すぐに人のせいにする、いつまで経っても仕事を覚えない等等、挙げていくときりがない。いつか重大なミスをやらかすのではないかと話し合っていた矢先に今回のミスが起きてしまった形だ。

内心一番笑えたのが、Sは分からないことがあると、僕のところまでわざわざ質問しにやってくるのだが、作業マニュアルを持ち出して質問してくるのだ。すぐ横に知りたいことは詳細に記述されているのに、どうやら日本語能力にかなりの難があるようだ。違う派遣会社から来ている日系ブラジル人の方がよっぽど日本語が流暢である。

さてそんな無能さにおいては他の追随を許さないSだが、どのような仕事ならやっていけるのだろうかと考えたことがある。肉体労働には抵抗を示していないようなので、頭を使わず体を使う自動車工場とか道路工事の旗振りなんてどうだろうと思ったが、奴はもう働くということ自体に向いていないのだろう。生活保護でも貰って、おとなしく引きこもっていてもらいたい。

それでは読者諸兄、良いお年を。