ここ最近、現代社会に生きる僕たちの必需品であるスマートフォンの高騰が続いている。ハイエンドモデルを手にしようと思ったら10万円を払うことを惜しんではいけない程だ。
しかしここに来て、 ハイエンドモデルを更に上回るスマートフォンが誕生した。その名もSirin V3。気になるお値段は何と2650ドル。日本円で約29万円だ。
解説はGSMARENAより。
Sirin's V3 is a $2,650 Galaxy S21 with a focus on security
https://www.gsmarena.com/sirin_v3_specs_price_sale_date-news-49455.php
このスマートフォンの何が価格を釣り上げているのかというと、セキュリティだ。Sirin V3はサムスンより発売されているGalaxy S21に追加のセキュリティを搭載している。一番の売りは、二重人格モード(Dual-Persona mode) だ。これは普段使い(Persona mode)と仕事モード(Work space mode)に分かれていて、普段使いでもアプリのインストールはPlay Storeからに限られる。仕事モードではさらにセキュリティを重視して、データは軍事規格で暗号化されて、スクリーンショットが撮れなくなり、挙句の果てにはアプリのインストール自体が不能になっている。さらに、アプリもプライバシーを重視したものに変わり、例えばブラウザはデフォルトでtorになる。
正直市井の人である僕にはどんな人がここまでのセキュリティを要するのか、さっぱり分からない。政府の高官とか捜査機関の人だろうか。
送料無料のキャンペーンの対象外とは言え、日本にも発送してくれるとのことだし、もしかすると読者諸兄にも興味がある方がおられるかもしれないので、公式サイトのリンクを記すことにして、この記事を締めくくることにする。
https://shop.sirinlabs.com/products/sirin-v3%E2%84%A2