2020年7月26日日曜日

読書録7月 1&2&3週

大事なレポート課題の執筆もあってなかなか読書がはかどらなかった。

それもあるが、中でも一番読むのに手こずったのは下から2番目の「ウォール街 欺瞞の血筋」である。これは2000年初頭のITバブルについてのルポルタージュなのだが、とにかく内容が濃い。メアリー・ミーカーだのグラブマンだのエリオット・スピッツァーだのといったITバブルを語る上では欠かせない人物達がずらずらと出てくるが、この本から学べることはただ一つ、「アナリストの言うことを真に受けない」これに尽きるだろう。

お次はその上の「ウォール街の大罪」。これは以前に読んだ「ヘッジホッグ」に近い系統の本だ。 欺瞞が蔓延るウォール街において個人投資家はどうやって生き残ればいいのかについて書かれている。

「デリバティブ汚染」素人は仕組みが分からないものには手を出したらいけないよという本。筆者のおすすめ低リスク金融商品はネット銀行の定期預金か10年物の変動金利型個人国債の2つ。ちゃんとインフレヘッジもできるらしい。

「負け犬の遠吠え」中年の未婚の負け組でも人生は淡々と続いていくというお話。文体がやまもといちろうみたいだった。

「日本の童貞」以前に読んだ中年童貞と違って「童貞」という存在を歴史的・社会的観点から徹底的に解剖した本。

「日本の童貞」→836円
「ウォール街 欺瞞の血筋」→2640円
「ウォール街の大罪」→2200円
 「デリバティブ汚染」→1870円
 「負け犬の遠吠え」→1540円
計 5冊で9086円節約。