2020年6月17日水曜日

個人投資家が個別株投資で勝つのは難しい

Yahooニュースの経済欄にて興味深い記事を見つけた。

米国の株高は「株取引アプリとは無関係」、投資銀行が指摘

https://news.yahoo.co.jp/articles/bc8da03ab0647c4bd2a58fec69bd1b6731c2bae4

記事の内容としては、ここ最近のアメリカ株高はロビンフッドとかの株取引アプリを使う新規の個人投資家がなだれ込んできたからである……という仮説を投資銀行のバークレイズが否定しているというもの。

一番大事なのはここから。
「2020年3月以降の値動きから、噂とは正反対の事実が確認できた。ロビンフッドの顧客が買っている銘柄は、市場平均よりも低いリターンしかあげられていない。彼らが買う銘柄は、値を下げている」とPreclawは述べた。
大事なことだ。もう一度言おう。
ロビンフッドの顧客が買っている銘柄は、市場平均よりも低いリターンしかあげられていない。彼らが買う銘柄は、値を下げている
要するに、個人投資家がどれだけ頑張ってもインデックス投資には勝てないという事だ。さらに悲しいことにはウォール街の機関投資家にも勝てない。なぜなら彼らは市場が開く前に株式を購入できるからだ。
CNBCでアンカーを務めるJim Cramerは先日、ウォール・ストリートの関係者が、ロビンフッドで人気の銘柄を市場が開く前に購入し、個人投資家に高値で転売すれば、簡単に儲けられるかもしれないとツイートした。「それはゲームみたいなものだ」と彼は述べていた。
機関投資家はゲーム感覚で個人投資家をカモにしてくるのだ。怖い怖い。

ここでもまたインデックス投資の優位性が証明されてしまった。それでもなお個別株投資をする人がいるという事はどうやら世間にはマシュマロを待てない大人がたくさんいるという事なのだろう。