2019年12月23日月曜日

北朝鮮ビール「大同江ビール」レビュー

こうもお酒のレビューが連続するとなんだかアル中のようだ。

さて中国は北朝鮮と国交がある数少ない国だ。つまり日本含む西側諸国では禁止されている北朝鮮の品物もここ上海では大いに楽しんでもいい、という事なのだ。

という訳で前々から気になっていた北朝鮮製のビール、「大同江ビール」を飲んでみることにした。
そうは言っても街の酒屋には大同江ビールなどそうそう売っていない。となると通販で取り寄せるより仕方ない。どん兵衛から海賊版Windowsまで何でも揃うタオバオの出番だ。

検索すると出てくる出てくる。バリエーションがかなりあるようだ。注文できる最小量は500ml瓶6本。帰国までにとても飲み切れる量ではないが、背に腹は替えられない。注文。お値段99元也。

発送は北朝鮮との国境の街、丹東から。



途中天津付近で荷物が行方不明になるハプニングがあったものの、3日ほどで無事到着。発泡スチロールにくるまれてやってきた。余談だが僕は発泡スチロールがこすれる音が大嫌いだ。聞くだけで全身に鳥肌が立つ。読者諸兄にもそんな方がおられるのではないだろうか。

ラベル。ハングルと簡体字表記
食品の安全規格?であるiso22000を取得してあるらしい。本当なのかはさておき、早速飲んでみる。

……これが意外にイケる。アサヒほど辛みが強いわけでもなく、脂っこい中華料理とよく合う。

※因みに大同江啤酒を日本に持ち込もうとして逮捕された転売屋は1万円で売りさばいていたらしいが、そこまでの大金をはたいて飲むほどのものではないことをここに記しておく。

中国人のおふくろの味、番茄炒蛋withスライスチーズと共に。食べ物の写真がことごとく映えないのはご愛嬌。
とりあえず飲み残した分は冷蔵庫で冷やして後日、「キンキンに冷えてやがるッ………!」「犯罪的だ…うますぎる…」をやっておいた。ルームメイトからは怪訝そうな顔で見られましたとさ。