一昨日で10月の勤務は終了した。今は3連休のど真ん中を満喫中である。
ここ最近はバレル研磨ではなく元いた焼成工程でトレーナー業務をしている。というのも、焼成でトレーナーを引き受けてくれるはずだった新人が作業ミスをやらかし辞職し、今の班でトレーナーができる人間が僕しかいなくなったのだ。
ちなみにトレーニーは新入りではない。別の工程から飛ばされてきた人間である。作業の覚えは問題ないので次の夜勤の時にでも独り立ちのための試験を受けてもらう予定だが、引継ぎの際に、夜勤シフトの人からとんでもない事実を聞いてしまった。
なんとトレーニーは元いた工程でお菓子を配り歩いたり(工程内に飲食物の持ち込みは一切禁止)、セクハラ行為をやったりして半ば追放される形で焼成にやってきたのだという。
人の噂が伝わるのは光並みに速いものである。僕がこの事実を聞かされたのも、そいつが配属されて最初の日だった。
試しに僕がそいつに「なんで焼成に来たんですか?ここに異動してくるなんて中々無い事ですよ?」と尋ねてみたところ、「いやまあ色々ありまして……でも設備を壊したり製品をダメにしたりとかそんなんじゃないですよ!」 としょうもない言い訳をしていた。隠したところでこちらは全て知っているので、トレーナー最終日にそいつの罪状を全部ぶちまけてやろうと思っている。
色々セクハラについて口うるさく言われるようになってきた現代でも未だにこんなことは起きるのだ。管理職連中とか若手はそういう研修とかを受けているので問題は起こさないが、現場一筋ウン十年とかのジジイ連中が得てしてセクハラをやらかす。20代のうちに管理職に上がりたいと考えている自分にとっては気を付けなければならないと感じた次第である。