この記事を執筆している2022年2月7日現在、ウクライナ情勢を巡って、世界がきな臭い事になっている。日本が直接的に巻き込まれることは無さそうとは言え、予断は許さない状況だ。実のところ、これのお陰で2年間近く大騒ぎを続けてきたコロナ渦が大人しくなりそうで、少し期待しているのだが。
そんな時だからこそ読者諸兄に読んでいただきたい本がある。
それがタイトルにも記されている、 バートン・ビックス著「富・戦争・叡智 -株の先見力に学べ-」だ。
内容は、第二次世界大戦中の各国の株価指数の変動を時系列で追っていくというもの。
大事なところだけ箇条書きで記す。
- 株式市場の判断は耳を傾ける価値アリ
- 戦時中においては株式が富の有効な保存手段である
- センモンカの意見など糞そのもの
- 第二次世界大戦があった20世紀前半、 戦勝国における株式の実質リターンは年率6.5%、敗戦国でも年率4.2%
- 金、芸術品、債券は問題多し
- 持っているだけで儲かる株は無い。全世界に低コストのインデックスファンドで分散投資すべし
- でも1番のヘッジは農地
他にも書ききれない程あるけれど、このくらいにしておく。今や古本でしか手に入れることはできないけれど、是非とも手元に持っておきたい1冊であることに変わりはない。
さて、この本に書いてある事と今の世界情勢を鑑みて何が言えるだろうか。
それはずばり、インデックスファンドは今が買い時と言う事ではないだろうか。
僕には勇気が無いので出来ないけれど、ヘッジファンドとかは絶賛大暴落中のロシア株に金を突っ込み始めたところもあるらしい。
そんな訳で僕もクレカ積み立ての余った枠を利用して、全世界株式インデックスファンドの積立金額を増やすことにした。そしてMOEXに注視するようになった。ビックス氏の主張が今回も当てはまるかどうか確かめるのだ。
色々大変な世の中だけど、何とか生き延びてみせるつもりだ。