週6でバイトを入れたお陰であっという間に夏休みも終わり、もうすぐ秋学期が始まろうとしている。幾多の例にもれず、僕の大学も秋学期もオンライン授業で行うことになった。
僕自身としてはこの判断には喝采を送りたい。なぜならば、オンライン授業だったら毎朝毎朝ドアが閉まらない程にすし詰めになったバスで通学する(これだけで新しい1日の始まりをめちゃくちゃにしてくれるというものだ)必要も無いし、90分間眠気を押し殺してただ教授がくっちゃべるだけの退屈な授業を聴く必要もないからだ。そして1番大きい理由が、こんな不埒な動機を「家族にコロナウイルスをうつしたら怖い」という清純な理由で隠せるからだろう。
さて、ネットニュースには大学生がオンライン授業に悲鳴を上げているという記事が散見される。
参考 : 大学生「もう限界!」、授業オンライン化の大混乱で孤独・睡眠不足・心身不調に
https://diamond.jp/articles/-/244872
確かに華やかなキャンパスライフを期待して入学した新入生にとってはオンライン授業というのは肩透かしも良いところなのだろう。
だが世の大学生の大半が本当にそう思っているのだろうか。この件に関して、筑波大学の校内紙、筑波大学新聞が興味深い調査結果を発表している。
https://www.tsukuba.ac.jp/public/newspaper/pdf-pr/357.pdf
オンライン授業についてどのように感じたかについて、反対派の17%を差し置いて、実に51%もの学生がオンライン授業を肯定的にとらえていた。 過半数がオンライン授業に賛成を表明しているのだ。
上述の「オンライン授業辛い」系の記事はそう感じる学生が一人でもいれば成り立つ。しかし往々にして「オンライン授業楽しい、賛成」系や「別にオンライン授業でも構わんよ」系の学生の存在は見落とされる傾向にある。その存在が多数派であるにも関わらず。
とにかく、情報という奴はただ鵜呑みにしてはいけないのだ。 情報化社会がますます進行していくであろう現代社会ではなおさらだ。